文献

J-GLOBAL ID：201202279642968850   整理番号：12A0335411

真菌の銅依存的な多糖モノオキシゲナーゼによるセルロースの酸化的切断

Oxidative Cleavage of Cellulose by Fungal Copper-Dependent Polysaccharide Monooxygenases

著者 (6件)： BEESON William T. (Univ. California, California, USA) ,  PHILLIPS Christopher M. (Univ. California, California, USA) ,  CATE Jamie H. D. (Univ. California, California, USA) ,  CATE Jamie H. D. (Lawrence Berkeley National Lab., California, USA) ,  MARLETTA Michael A. (Univ. California, California, USA) ,  MARLETTA Michael A. (Lawrence Berkeley National Lab., California, USA)
資料名： Journal of the American Chemical Society  (Journal of the American Chemical Society)
巻： 134  号： 2  ページ： 890-892  発行年： 2012年01月18日 
JST資料番号： C0254A  ISSN： 0002-7863  CODEN： JACSAT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 真菌の銅依存的な多糖モノオキシゲナーゼ(PMO)は,多糖のO₂依存的な酸化的切断を触媒することが分かってきた。アカパンカビのPMOをセルロースおよびセロビオースデヒドロゲナーゼと一緒にインキュベーションすると,還元末端あるいは非還元末端が修飾された酸化セロデキストリンが生成することが知られている。本研究では,PMOによるセルロースの酸化的切断機構について,液体クロマトグラフ質量分析法を用いて検討した。アカパンカビのPMOにより形成させる非還元末端産物は4-ケトアルドースであることが分かった。結晶セルロースを用いた同位体標識実験により,PMOによる酸素分子の挿入とその後の除去によりグリコシド結合が切断される機構が同位体標識実験により示された。

シソーラス用語： *モノオキシゲナーゼ ,  *セルロース ,  銅触媒 ,  アカパンカビ ,  金属酵素 ,  化学結合 ,  酸化
準シソーラス用語： グリコシド結合 ,  銅酵素

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： 真菌 ,  銅 ,  多糖 ,  モノオキシゲナーゼ ,  セルロース ,  酸化