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J-GLOBAL ID：201202279690321027   整理番号：12A1589496

民有地の樹木群が形成する緑景観に対する住民の価値意識からみた地域管理の可能性に関する研究~名古屋市東部の低層住宅地の場合

A Study on Possibility of Community Management from the viewpoint of Residents’ Consciousness for Greenery Landscape formed by Trees in Private Properties-A Case of Low Rise Residential District in the Eastern Part of Nagoya City, Aichi Prefecture-

著者 (3件)： 浦山益郎 (三重大 大学院工学研究科) ,  松田浩紀 (近鉄不動産) ,  松浦健治郎 (三重大 大学院工学研究科)
資料名： 都市計画論文集(CD-ROM)  (Journal of the City Planning Institute of Japan (CD-ROM))
巻： 47  号： 2-3  ページ： ROMBUNNO.VOL.47NO.3,13  発行年： 2012年10月25日 
JST資料番号： G0606B  ISSN： 1348-284X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,他人の所有する緑の管理に,住民が何らかのかたちで関わる地域管理の可能性を検討するために,仮想市場評価法(CVM)や共分散構造分析を用いて検討した。その結果,直接的に利用しないものを含め,民有地の樹木群で形成される豊かな緑景観は地域共有の資源と考えられていたことが分かった。このような地域共有資源と考えられている緑資源を維持管理する組織への活動資金を支払う施策に対して2/3に近い住民が賛意を示した。評価対象地区の「利用」と緑景観の「便益評価」を高めることが住民の支払意思に強く影響することが分かった。評価対象地区内の「緑評価」の悪化に危機感を持つ住民ほど支払意思に影響を及ぼすことが分かった。

シソーラス用語： *私有地 ,  *樹木 ,  *都市景観 ,  緑地 ,  住民意識 ,  地域社会 ,  環境管理 ,  愛知県 ,  低層建築 ,  *住居地区 ,  評価基準 ,  費用効果分析 ,  分散分析 ,  *共同利用 ,  資源 ,  維持管理 ,  *受益者負担
準シソーラス用語： 名古屋市 ,  仮想市場法 ,  支払い意思

分類 (1件)： 景観  (RD04010N)

引用文献 (9件)：

• (財) 名古屋都市センター. 八事風致地区の緑の保存. 1999
• 田畑貞寿. 緑と居住環境. 1984
• 吉田謙太郎. CVMによる全国農林地の公益的機能評価. 農業総合研究. 1997, 51, 1, 1-57
• 肥田野登. ヘドニック・アプローチによる住宅地における緑と建築物の外部性評価. 都市計画論文集. 1997, 32, 457-462
• 林尚貴. 宅地内の庭木や生垣によって形成される緑の景観の経済評価. 都市計画論文集. 2005, 40, 841-846

タイトルに関連する用語 (11件)： 民有地 ,  樹木 ,  緑 ,  景観 ,  住民 ,  価値 ,  意識 ,  地域 ,  可能性 ,  研究 ,  名古屋