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J-GLOBAL ID：201202279761526733   整理番号：12A0566984

イネにおいてSHORT GRAIN1は器官の伸長とブラシノステロイド応答を低下する

SHORT GRAIN1 Decreases Organ Elongation and Brassinosteroid Response in Rice

著者 (9件)： NAKAGAWA Hitoshi (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  TANAKA Atsunori (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  TANAKA Atsunori (Tokyo Univ. Sci., Chiba, JPN) ,  TANABATA Takanari (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  OHTAKE Miki (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  FUJIOKA Shozo (RIKEN, Saitama, JPN) ,  NAKAMURA Hidemitsu (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  ICHIKAWA Hiroaki (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN) ,  MORI Masaki (National Inst. Agrobiological Sci., Ibaraki, JPN)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 158  号： 3  ページ： 1208-1219  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 穀類において穀粒サイズは収量の主要な決定因子の一つであり,イネの場合には,調理および可食性の主要な決定因子でもある。イネの表現型スクリーニングによって短穀粒変異体Short grain1(Sg1)を同定した。SG1遺伝子は根および発育中の穂で選択的に発現する機能未知の蛋白質をコードし,イネにおけるその過剰発現は,短穀粒および矮性化したブラシノステロイド(BR)欠失変異体の広い暗緑色の直立した葉を持つ表現型をもたらした。しかし,SG1過剰発現(OX)植物における内生的BRレベルは野生型植物と変わらず,この植物はブラシノリドに非感受性であったので,SG1はBR類に対する応答を低下させると思われた。SG1:OX植物の器官は短いのに細胞サイズへ変化がなく,SG1は細胞増殖の低下によって器官の伸長を低下していると思われた。SG1:OX植物とは対照的に,RNA干渉ノックダウン植物は長い穀粒を持っていた。これらの結果は,SG1がBR類に対する応答と細胞増殖の低下による器官伸長の低下を行っていることを示した。

シソーラス用語： *イネ ,  遺伝子 ,  *遺伝子発現 ,  *生体組織 ,  *成長 ,  *植物ホルモン ,  応答 ,  *穀粒 ,  長さ ,  ステロイド ,  器官 ,  伸長成長 ,  *分子遺伝現象
準シソーラス用語： SG1遺伝子

分類 (2件)： 植物ホルモン  (EH02070M) ,  細胞膜の受容体  (EF04030C)

物質索引 (1件)： ブラシノステロイド

タイトルに関連する用語 (4件)： イネ ,  器官 ,  ブラシノステロイド ,  応答