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J-GLOBAL ID:201202279779561188   整理番号:12A0569320

PERK/ATF4/CHOPシグナル伝達経路を通じたヒト肝細胞における小胞体ストレスおよびアポトーシスの飽和脂肪酸誘導

Saturated fatty acid induction of endoplasmic reticulum stress and apoptosis in human liver cells via the PERK/ATF4/CHOP signaling pathway
著者 (10件):
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巻: 364  号: 1-2  ページ: 115-129  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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肝臓における飽和脂肪酸の蓄積は,非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)を引き起こすことができる。本研究では,ヒト肝細胞における小胞体(ER)ストレスおよびアポトーシスの飽和脂肪酸誘導とその根底にある原因機構を調べた。飽和脂肪酸パルミチン酸ナトリウムに対し,ヒト肝臓L02およびHepG2細胞系を曝露させた。細胞生存に対しMTTアッセイ,アポトーシスに対しフローサイトメトリーおよびHoechst-33258発現,mRNA発現に対しRT-PCRおよび蛋白質発現に対しウェスタンブロット法を用いた。肝細胞におけるPRK様ERキナーゼ(PERK)発現のサイレンシングは,PERK shRNAの一過性トランスフェクションを通じて行われた。パルミチン酸ナトリウムによるL02およびHepG2細胞の処理は,アポトーシスの誘導を通じて細胞生存を減少させた。また,パルミチン酸ナトリウムは,細胞におけるPERKリン酸化のアップレギュレーションとBiP,ATF4およびCHOP蛋白質の発現により示されたERストレスを誘導した。パルミチン酸ナトリウムは,ERストレスの他の2正準センサ,ATF6およびIRE1の共通目標,XBP-1の活性化に対し少しの影響しか持たなかった。PERK遺伝子発現のノックダウンはパルミチン酸ナトリウム誘導のERストレス中にPERK/ATF4/CHOPシグナル伝達経路を抑制し,L02およびHepG2細胞におけるパルミチン酸ナトリウム誘導のアポトーシスを阻害した。これらのヒト肝細胞における飽和脂肪酸誘導のERストレスおよびアポトーシスは,PERK/ATF4/CHOPシグナル伝達経路を通じて成立した。動物モデルにおける飽和脂肪酸誘導のNAFLDの媒介におけるこれら蛋白質の役割を調べるための将来研究は,保証される。Copyright 2012 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (6件):
分類
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酵素一般  ,  遺伝子発現  ,  蛋白質・ペプチド一般  ,  細胞生理一般  ,  脂肪族カルボン酸・ペルオキシカルボン酸・チオカルボン酸  ,  消化器の疾患 

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