文献

J-GLOBAL ID：201202280790565398   整理番号：12A0967611

Li⁴Ti⁵O₁₂の固相生成へのTiO₂出発材料による影響

Effects of TiO₂ Starting Materials on the Solid-State Formation of Li₄Ti₅O₁₂

著者 (3件)： SHIN Jin-Wook (Yeungnam Univ., Gyeongsan, KOR) ,  HONG Chang-Hoon (Yeungnam Univ., Gyeongsan, KOR) ,  YOON Dang-Hyok (Yeungnam Univ., Gyeongsan, KOR)
資料名： Journal of the American Ceramic Society  (Journal of the American Ceramic Society)
巻： 95  号： 6  ページ： 1894-1900  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： C0253A  ISSN： 0002-7820  CODEN： JACTAW  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： リチウムイオン電池のアノード材料であるLi⁴Ti⁵O₁₂の固相反応機構を調べ,最終生成物に何故ルチル型TiO₂が存在するかを説明した。Li₂CO₃をLi前駆体として固定し,アナターゼ/ルチル比が異なる5種類のTiO₂を出発原料とした。熱重量分析,X線回折とリートベルト精密化シミュレーション及び高分解能走査トンネル顕微鏡で特性評価し,TiO₂出発材料に依存した異なる生成機構を提案した。純アナターゼTiO₂とLi₂CO₃との混合物を熱処理するとアナターゼ-ルチル相転移が600°Cで起こり,転移したルチルはアナターゼやルチルよりも反応性に乏しく,900°Cで15h加熱したLi⁴Ti⁵O₁₂でも残存した。純アナターゼ粒子は単一結晶から成るが,アナターゼ/ルチル混合物はアナターゼ/ルチル相境界のため多くの小さな結晶から成る。

シソーラス用語： *チタン酸塩 ,  *リチウム化合物 ,  *固相反応 ,  酸化チタン ,  *リチウムイオン電池 ,  *電極材料 ,  アナターゼ ,  ルチル ,  炭酸リチウム ,  相転移 ,  機構 ,  化学合成
準シソーラス用語： チタン酸リチウム ,  *生成機構

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  二次電池  (YB04030K)

タイトルに関連する用語 (3件)： 固相 ,  TiO2 ,  出発材料