抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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若者の消費行動が見え難くなった理由の一つがケータイの普及であることを論じ,若者に対する2つのマーケティング施策を提示した。思春期にケータイを持ち始めた若者世代は,彼らの間に,たくさんの人と常時つながる幅広い上に継続性のあるネットワークを構築した。そのような広すがりすぎた人間関係の中で若者たちの社交消費が増えた。本稿では,このように社交回数が増えた分,一回の会合に割く金額を減らしているので彼らの消費行動が見え難くなっていることを説明した。さらに,そうした若者に対するマーケティング施策として以下のように論じた。(1)安くてそこそこ良い商品やサービスの普及とともに育った世代には皆が高級ブランド品に憧れた時代の発想は通じず,本当に必要としている人たちに向けてきちんと情報を発信していく必要がある。(2)ケータイで広がった人間関係を大した労力をかけずに維持できるイベントが彼らの心をつかむ。