抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本シリーズの前回において転炉を発明したベッセマーの英国およびヨーロッパにおける特許と活動について記した。今回はさらに,米国への展開(出願)を中心にベッセマーの活動について述べた。巨大製鉄国であった米国(1902年における米国の生産量はヨーロッパ全体とほぼ同等)への進出は大きな意味を持つ。しかしながら,現在のように特許の形態がほぼ世界共通であるのとは異なり,当時は各国で制度が違いその権利化は複雑であった。ベッセマー,ケリーおよびマシェットによる転炉の米国特許を示し,類似のものであるがそれぞれ特許として効果を有していた。ベッセマー転炉の米国での操業,これにまつわる特許係争,裏戦略,活躍した人間(アレキサンダー・ホレイ),ベッセマー協会による統制等について述べた。