文献

J-GLOBAL ID：201202281457498949   整理番号：12A0942481

古新田川調節池(千葉県印西市)の水生植物

著者 (3件)： 横林庸介 (手賀沼にマシジミとガシャモクを復活させる会) ,  竹中真里子 (手賀沼にマシジミとガシャモクを復活させる会) ,  林紀男 (千葉県中央博物館)
資料名： 水草研究会誌  (Bulletin of Water Plant Society, Japan)
号： 97  ページ： 19-23  発行年： 2012年05月31日 
JST資料番号： L2453A  ISSN： 1348-4761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 開発により環境改変がなされることになった千葉県印西市の古新田川調節池の水生植物相を,改変前の2007年8月17日と2011年8月15日に網羅的に調査し,2008,2009,2010年にも補追調査した。確認された水生植物種は,ハゴロモモ(フサジュンサイ)(スイレン科),ササバモ(ヒルムシロ科),オニビシ(ヒシ科),イトモ(ヒルムシロ科),ツツイトモ(ヒルムシロ科),ホザキノフサモ(アリノトウグサ科),オオバナイトタヌキモ(タヌキモ科),オオカナダモ(トチカガミ科),クロモ(トチカガミ科),ヒルムシロ(ヒルムシロ科),キシュウスズメノヒエ(イネ科)であり,その他,岸辺はヨシとヒメガマが群落を形成していた。また,水生動物については,沈水植物を食害するアメリカザリガニの現存量が著しく低く,これが沈水植物を維持する上で大きな要因になっているものと推察された。

シソーラス用語： *水生植物 ,  *フローラ ,  千葉県 ,  *洪水調節池 ,  スイレン科 ,  ヒルムシロ科 ,  フトモモ目 ,  アリノトウグサ科 ,  ナス目 ,  トチカガミ科 ,  スズメノヒエ属 ,  アメリカザリガニ ,  キシュウスズメノヒエ ,  ササバモ ,  ヒルムシロ ,  ホザキノフサモ ,  沈水植物 ,  Egeria densa ,  Hydrilla verticillata ,  真正双子葉類 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： イトモ ,  オオカナダモ ,  オオバナイトタヌキモ ,  オニビシ ,  クロモ ,  ツツイトモ ,  ハゴロモモ

分類 (1件)： 植物生態学  (EE02000E)

引用文献 (3件)：

• 林紀男・稲森隆平,2010.魚類の沈水植物摂食における植物種嗜好性および摂食速度に及ぼす魚類体重の影響.水草研究会誌94.28-34.
• 林紀男・竹中真里子・横林庸介,2012.古新田川調節池(千葉県印西市)の浮遊微生物相.千葉生物誌(投稿中)
• 角野康郎,1994.日本水草図鑑179pp.文一総合出版.

タイトルに関連する用語 (3件)： 調節 ,  千葉 ,  水生植物