文献

J-GLOBAL ID：201202281480036308   整理番号：12A0411036

小電力センサーネットにおける周波数オフセット送信ダイバーシチ方式に関する検討

A Performance Evaluation of Frequency Offset Transmit Diversity for Low Power Sensor Network

著者 (4件)： 鈴木和雅 (三菱電機 情報技総研) ,  石岡和明 (三菱電機 情報技総研) ,  平明徳 (三菱電機 情報技総研) ,  久保博嗣 (三菱電機 情報技総研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 111  号： 403(SIP2011 78-126)  ページ： 13-17  発行年： 2012年01月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 周波数オフセット送信ダイバーシチは,送信アシテナ毎に異なる周波数オフセットを付加して送信することにより,受信機において強制的な信号レベルのうなりを発生させ,定常的な信号の落ち込みを回避し,誤り訂正と組み合わせてダイバーシチ効果を得る方式である。しかし,受信機における各送信アンテナからの信号の位相関係や周波数オフセットの組み合わせにより,信号レベルの変動の状態が変化し,それに応じて受信特性が変わる。そのため,設置場所が固定された端末との通信では,伝搬環境が変わらないため常に受信品質が悪い状態が継続する可能性がある。本稿では,周波数オフセット送信ダイバーシチにおいて,各送信アンテナから送信する信号の初期位相及び周波数オフセットをランダマイズする方式を提案する。これにより,定常的に受信品質が劣化するのを回避し,再送制御を含めた受信特性の改善を図る。本方式の有効性を計算機シミュレーションにより示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *無線伝送 ,  *センサネットワーク ,  *ダイバーシチ通信 ,  誤り訂正
準シソーラス用語： ランダム化 ,  位相オフセット ,  周波数オフセット ,  *送信ダイバーシチ ,  *無線センサネットワーク

分類 (1件)： 無線通信一般  (ND08010L)

引用文献 (6件)：

• 総務省. ユビキタスセンサーネットワーク技術に関する調査研究会 報告書. 2004
• 総務省. 電波政策懇談会報告書. 2009
• HATTORI, T. Theoretical studies of a simulcast digital radio paging system using a carrier frequency offset strategy. IEEE Transactions on Vehicular Technology. 1980, VT-29, 87-95
• HIROIKE, A. Combined Effects of Phase Sweeping Transmitter Diversity and Channel Coding. IEEE Transactions on Vehicular Technology. 1992, VT-41, 170-176
• 鈴木. 小電力センサーネットにおける送信ダイバーシチ方式に関する検討 (1). 2011信学総大, March. 2011

タイトルに関連する用語 (4件)： センサー ,  ネット ,  周波数オフセット ,  ダイバーシチ方式