抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Webアプリの開発では,JavaScriptを用いてHTMLを操作し,ページ遷移を避けて,より高度なユーザインタフェースを実現することが一般的になっている。しかし,JavaScriptを用いて大規模なWebアプリの開発を行なう場合,JavaScriptの言語使用に起因する様々な問題に直面する。それらの問題を解決するために,著者らは,新しい言語「JSX」を開発したので,紹介する。JavaScriptの言語使用に起因する問題とは,生産性が低い;品質が悪い;遅い;メモリーを大量に使用する;初動が遅いなどである。これらは,JavaScriptが,変数の型や関数の定義が実行時に決定される動的言語であることに起因する。そこで,JavaScriptへ事前にコンパイルされる静的言語を用意し,実行時でなくコンパイル時にエラーチェックを行うことにより,問題の改善を図ったものがJSXである。前回は,JSXについて,実行速度でJavaScriptを上回るための高速化,より安全な言語仕様,開発効率を向上させる支援機能,という3つの側面から紹介した。今回は,最適化について解説し,開発環境の使い方,プロファイラとコードの自動補完について説明する。