抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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若狭湾の水温は海面を通しての熱輸送や,湾内外の海水交換に伴う熱輸送によって変化している。2003~2010年の観測データを用いて若狭湾の熱収支の季節変化を計算し,熱容量の時間変化や,どのような過程が水温の変化に大きな影響を与えているか検討した。4月から7月の湾内水温の上昇に対しては,対馬暖流による水平的加熱が大きく寄与していた。一方,8月から9月は上層では水平的な加熱があるものの,下層では冷水層の上昇に伴う冷却も同時に発生していたため平均水温はそれほど高くなっていなかった。若狭湾の水温には湾の沖合を流れる対馬暖流系の暖水や,下層に存在する冷水層の変化が大きな影響を与えていた。(著者抄録)