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J-GLOBAL ID:201202281547764087   整理番号:12A0954292

西日本の中山間地域の小農場によるアブラナ科野菜生産のための環境的に意識したシステムの開発および実用化

Development and Implementation of an Environmentally Conscious System for Producing Cruciferous Vegetables by Small Farms in a Hilly and Mountainous Area of Western Japan
著者 (8件):
資料名:
巻: 46  号:ページ: 15-25  発行年: 2012年01月01日 
JST資料番号: Y0175A  ISSN: 0021-3551  CODEN: JARJA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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本稿で著者らは,化学農薬を使用せずにアブラナ科野菜を生産するためのシステムの開発について報告する。このシステムによって,西日本の中山間地域の小規模農業者が,標準作業によって生産したものと同等の量と品質の生産物を生育することができる。システムの開発における第一段階は改善を含み,害虫からアブラナ科野菜を守る方法を考案した。作物を0.6mmメッシュスクリーンを用いて,モンシロチョウ,ヨトウガ,コナガ,キャベツハバチ,ハモグリバエ,キャベツムシ,キスジノミハムシおよびアブラナハムシのような飛行性害虫から守った。有機植物と植物性有機加工食品における日本農業規格により,Bacillus thuringiensis標本の利用が許されており,侵入可能なスクリーン表面の外側に産みつけられた卵から孵化するチョウの幼虫(モンシロチョウ,ヨトウガおよびコナガ)による被害を防ぐために活用している。キスジノミハムシとアブラナハムシのような爬行害虫による侵入は,温室周辺の土壌にこれらの害虫の生息場所を作る雑草をコントロールするためのマルチングシートをかぶせることで抑制した。0.6mmメッシュスクリーンを通過するアブラムシを,自然捕食者であるアブラムシ寄生生物Diaeretiella rapae(McIntosh)を用いるバンカー植物システムにより評価した。作物の栽培前に土壌を太陽光にあてる作業は,キスジノミハムシとヨトウムシのような地中にいる害虫の幼虫,さなぎ,あるいは卵を駆除し,一方で著者らが新しく創案した地中への罠を挿入することによって,ヤサイゾウムシによる害虫被害を予防した。システムの開発における第二段階は,0.6mmメッシュスクリーンカバーから起こる夏季のより高い温室温度の扱いを伴った。許容限界内の労働者周辺の湿球黒球温度(WBGT)を維持するために,効率よくWBGTを下げる簡素な屋根窓を装着するのと同様に,カート,ファン,太陽電池と通常の電池から成るバッテリー動力の送風機が用いられた。これらの方法を結合させることにより,システムが温室と露地で上質のアブラナ科野菜を生産するのに,より効果的であることを証明することができる。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
野菜  ,  植物の病虫害防除一般  ,  作物栽培施設 
引用文献 (21件):

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