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J-GLOBAL ID:201202281584186611   整理番号:12A0538963

ゼブラダニオ胚に及ぼす3種のヘキサブロモシクロドデカンジアステレオマーの発生毒性評価

Developmental toxicity evaluation of three hexabromocyclododecane diastereoisomers on zebrafish embryos
著者 (5件):
資料名:
巻: 112-113  ページ: 1-10  発行年: 2012年05月15日 
JST資料番号: B0823B  ISSN: 0166-445X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ヘキサブロモシクロドデカンジアステレオマーの構造非類似性は,物理化学的,生物学的及び毒性学的特性に重大な相違を生じる可能性がある。ヘキサブロモシクロドデカン類(HBCDs)の環境安全性及び健康危険性を十分評価するために,ゼブラダニオ胚を用いて個々のHBCDジアステレオマー(α-HBCD,β-HBCD及びγ-HBCD)の発生毒性を評価した。受精後4時間(hpf)のゼブラダニオ胚を各種濃度(0,0.01,0.1及び1.0mg/L)のHBCDジアステレオマーに最大120hpfまで曝露した。その結果は,HBCDへの曝露が用量依存的にまた各ジアステレオマーに特異的な様式でゼブラダニオ胚/幼生の発育に影響を及ぼすことを示した。0.01mg/Lでは,α-,β-及びγ-HBCDジアステレオマーは,γ-HBCD0.01mg/Lへの曝露が孵化を有意に(P<0.05)遅延させたことを除いて,ゼブラダニオ胚の発育にほとんど影響を及ぼさなかった。0.1mg/Lでは,α-HBCDは幼生の心拍数を抑制し(96hpf),一方,β-及びγ-HBCDはいずれも孵化の遅延及び成長阻害を有意に(P<0,05)引き起こした。さらに,γ-HBCD0.1mg/L曝露群では死亡率及び奇形発生率が著しくまた有意に(P<0.05)増加した。1.0mg/Lでは,α-,β-及びγ-HBCDは調べたすべての終末点で有意に(P<0.05)影響を及ぼした。さらに,HBCDジアステレオマーは,用量依存的に活性酸素種(ROS)の生成及びカスパーゼ-3及び9の活性を誘発することができた。これらの結果は,HBCDジアステレオマーがROS形成によるアポトーシス誘発を通してゼブラダニオ胚に発生毒性を引き起こすことができることを示していた。総合的な結果は,ゼブラダニオにおけるHBCDジアステレオマーの発生毒性の強さがγ-HBCD>β-HBCD>α-HBCDの順であることをよく一致確認するものであった。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
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動物に対する影響  ,  その他の汚染原因物質  ,  有機化合物の毒性 
タイトルに関連する用語 (4件):
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