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J-GLOBAL ID:201202281599241260   整理番号:12A1237040

西南日本,山口県の干潟沿岸堆積物における微量金属濃度

Trace metal concentrations in tidal flat coastal sediments, Yamaguchi Prefecture, southwest Japan
著者 (2件):
資料名:
巻: 184  号:ページ: 5755-5771  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: D0789B  ISSN: 0167-6369  CODEN: EMASDH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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西南日本,山口湾の小郡,小月,および笠戸の干潟沿岸堆積物の地球化学的研究を行なって,金属濃度を定量して汚染レベルを評価して底質品質指針(SQG)およびいくつかの汚染指標と比較した。選定した主要な酸化物,微量元素,および全イオウ(TS)をX線蛍光で定量した。ほとんどのサンプルのpH値はアルカリ性で無酸素状態を示した。小月堆積物におけるAs,Pb,Zn,Cu,Ni,およびCrの平均存在度は,小郡での9,29,80,16,18,および42 mg/kg,笠戸での12,27,151,34,30,および80 mg/kgに対して,それぞれ11,27,109,21,19,および52 mg/kgであった。全サンプルにおけるAs,Zn,およびCuの平均濃度と笠戸のTiO2,Fe2O3,およびP2O5は上部大陸地殻における値よりも大きかった。汚染レベルをSQG,汚染係数(CF),環境汚染負荷指数(PLI),濃縮係数(EF),および堆積物蓄積指数(Igeo)によって評価した。US EPAのSQGによると,堆積物はAsに関して著しく汚染されていて,Zn,Cu,Ni,およびCrは中程度の汚染に分類された。As,Pb,およびZnのCF値が大きいことは,中程度からかなりの汚染を特定して,これら金属が研究地域において毒性を示す可能性があることを示した。PLIおよびEFに基づくと,研究地域はAsおよびPbによって中程度からかなり汚染されて,Znによって中程度に汚染されて,Cu,Ni,およびCrによってわずかに汚染されているか汚染されていない状態であった。表面およびコア堆積物におけるAs,Pb,およびZnの最大Igeo値は金属汚染の傾向を反映して,細粒特性,有機物に富む堆積物,および人為的点発生源に関連しているようであった。微量金属含有量はFe2O3およびTiO2と強く相関して,鉄オキシ水酸化物および堆積砕屑負荷が研究地域における豊富度を制御している役割をしていることを示唆した。Copyright 2011 Springer Science+Business Media B.V. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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海洋汚濁  ,  重金属とその化合物一般 
タイトルに関連する用語 (5件):
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