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J-GLOBAL ID:201202281629106541   整理番号:12A1222031

血管細胞におけるテストステロンの細胞作用:エストラジオールへの芳香族化と無関係である機構

Cellular actions of testosterone in vascular cells: Mechanism independent of aromatization to estradiol
著者 (6件):
資料名:
巻: 77  号: 11  ページ: 1033-1040  発行年: 2012年09月 
JST資料番号: C0103B  ISSN: 0039-128X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,血管疾患に関与する細胞過程におけるテストステロンの役割とこれらの影響がエストラジオールへの局所変換に依存するかどうかについて調べた。in vitroで生理的濃度のテストステロンで処理したラット大動脈内皮細胞および平滑筋細胞の培養を行った。テストステロンは内皮NO産生を迅速に増加させた。この非ゲノム作用がテストステロン芳香族化に依存するかどうかを評価するため,アロマターゼ阻害剤を用いた。アナストロゾール化合物はテストステロンによって誘発されるNO産生の迅速増加を修飾しなかった。ホルモン作用はアンドロゲン受容体拮抗薬(フルタミド)により完全に阻害された;逆にエストロゲン受容体拮抗薬(ICI182780)の存在により修飾されなかった。対照およびテストステロン処理細胞から培養培地で行ったエストラジオール測定で差異が見出されない場合,細胞内エストラジオール合成の可能性は除外された。5α-レダクターゼ阻害剤フィナステリドはNO産生の増強が部分的に抑制し,テストステロンの作用はジヒドロテストステロン変換のために不十分であることを示唆している。テストステロンはエストラジオールへの局所的変換と関係なく筋肉細胞増殖を刺激した。血管疾患発症において重要な役割を果たす細胞事象を分析した場合,テストステロンは炎症誘発性刺激(細菌リポ多糖類)により誘導される内皮細胞への単球接着を抑制し,細胞運動誘導物質の存在下筋肉細胞移動を促進した。要約すれば,テストステロンはエストラジオールへの芳香族化に関係なく血管細胞に対する直接作用により血管挙動を調節した。細胞が基礎または炎症状態の下にあるかどうか細胞作用は多様なステロイドにより示した。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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性ホルモン  ,  血管系 
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