抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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森林の土石流緩衝機能が発揮される条件の一つとして,立木が土石流により倒れないことが挙げられる。これに対する一立木ごとの抵抗力を求めるには,立木引き倒し試験を行う必要がある。そこで本研究では,土石流流下経路に多い渓畔樹種を対象に引き倒し試験を行った。試験は,対象木と重機をワイヤーでつなぎ引き倒しを行い,ロードセルを用いて最大引き倒し抵抗モーメントを計測する方法で行った。結果,各樹種の最大引き倒し抵抗モーメントは胸高直径のべき乗式で表され,渓畔樹種に多い株立ちについては仮想胸高直径を用いて一本立ちと統合できた。また,渓畔の土石流緩衝樹種としてカツラ,トチノキ,サワグルミは好ましいと考えられた。(著者抄録)