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J-GLOBAL ID：201202281791897358   整理番号：12A0684495

室温イオン液体1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムブロミドの結晶化での超緩速動力学

Ultraslow Dynamics at Crystallization of a Room-Temperature Ionic Liquid, 1-Butyl-3-methylimidazolium Bromide

著者 (6件)： IMANARI Mamoru (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  FUJII Kozo (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  ENDO Takatsugu (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  SEKI Hiroko (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  TOZAKI Ken-ichi (Chiba Univ., Chiba, JPN) ,  NISHIKAWA Keiko (Chiba Univ., Chiba, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry B  (Journal of Physical Chemistry B)
巻： 116  号： 13  ページ： 3991-3997  発行年： 2012年04月05日 
JST資料番号： W0921A  ISSN： 1520-6106  CODEN： JPCBFK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 超感受性走査熱量測定,¹H NMRの自由誘導減衰(FID)信号測定及びNMR試料管中凝集状態,液化状態及び結晶化からなる相変化の写真撮影による直接観察を用い,室温イオン液体1-ブチル-3-メチルイミダゾリウムブロミド[C₄mim]Brの結晶化過程を調べた。これらの三種類の方法は因果関係があって,結晶化における極めて緩速な動力学を示す相補的結果を提供した。この試料は冷却過程間に結晶化せず,移動度を喪失し,凝集状態に変化する。その状態は熱力学的ガラス状態ではない。加熱過程におけるFID信号と直接観察は凝集した試料が結晶化直前に液化する。[C₄mim]Brの結晶化は試料管の表面または壁のような特別な位置からでなく液体中でランダムに起こる。熱量測定は完全に結晶化するためこの試料の約3mgについて結晶化が150min掛かることを示した。ブチル基の立体配座変化は結晶化後約330min間継続する。このような緩速動力学は高粘度を有する高密度場中の結晶化と複雑な立体配座変化の協調的連携によると考えられる。

シソーラス用語： *イオン液体 ,  臭化物 ,  *結晶化 ,  凝集 ,  液化 ,  *相転移 ,  因果律 ,  加熱 ,  冷却 ,  配座転移 ,  示差走査熱量測定 ,  自由誘導減衰 ,  陽子磁気共鳴 ,  スピン-格子緩和 ,  スピン-スピン緩和 ,  緩和時間 ,  パルス列 ,  ガラス転移点 ,  時間依存性 ,  活性化 ,  熱影響 ,  写真撮影 ,  協同現象 ,  室温イオン液体
準シソーラス用語： ガラス転移温度 ,  因果関係 ,  横緩和 ,  縦緩和 ,  相変化 ,  熱活性化 ,  立体配座変化 ,  協調効果 ,  協調的作用

分類 (2件)： 融解塩  (CB05050R) ,  有機化合物の結晶成長  (BK13070E)

物質索引 (1件)： 1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム

タイトルに関連する用語 (5件)： 室温イオン液体 ,  1-ブチル-3-メチルイミダゾリウム ,  ブロミド ,  結晶化 ,  動力学