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J-GLOBAL ID:201202282103061671   整理番号:12A0860752

“その他資本剰余金の配当”という表現の由来-企業会計原則の剰余金概念がもたらしたもの-

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巻: 47  号:ページ: 73-89  発行年: 2011年10月15日 
JST資料番号: L7274A  ISSN: 0388-662X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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”その他資本剰余金の配当”という新たな表現が登場して約10年が経つ。この表現は,企業会計原則由来の「剰余金」概念と,商法由来の「配当」とが結合することにより生み出されたといえる。この新たな表現が長期的に定着するのか,あるいはことばの不整合性をもたらすものとして表現の変更をみるのか,今後の動向をみなければならない。筆者は,後者の立場から,この表現の由来を整理し,その道筋を作った原因を指摘する。戦後日本の会計基準及び会計法規における剰余金概念の歩みをみると,企業会計原則の剰余金概念は企業会計基準に引き継がれ,また,会計法規において定着する方向にあるようにみえる。しかし,これまでの経過から,会計基準と会計法規の間で複雑な歩みを続けたともいえる。こうした複雑な用語使用法や”その他資本剰余金の配当”といった表現をみるとき,やはり問題は残されているように思われる。また,利益の配当から剰余金の配当へと変更されたが,果たして,配当の意義をそのように拡大してよいのであろうか。歴史的に引き継がれてきたことばの体系については慎重な配慮が必要であるように思う。そこでの用語使用法が,さまざまな分野にどのような影響を及ぼすか,言い換えると,ことばの秩序と整合性を維持しつつ定着するのか,あるいは,不整合性による思考の不明確性をもたらすのか,慎重にみなければならない。
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