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J-GLOBAL ID:201202282249120998   整理番号:12A0997717

Paterno-Buechi反応 励起状態反応経路における三重項状態の重要性

The Paterno-Buechi reaction: importance of triplet states in the excited-state reaction pathway
著者 (9件):
資料名:
巻: 14  号: 24  ページ: 8572-8580  発行年: 2012年06月28日 
JST資料番号: A0271C  ISSN: 1463-9076  CODEN: PPCPFQ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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モデル反応系としてホルミル基とビニル基の[2.2]パラシクロファンへの付加反応を用い,Paterno-Buechi(PB)反応の励起状態動力学を研究した。パラシクロファンとしては擬-gem-ビニルホルミル[2.2]パラシクロファン(GEM)を,また擬-para-ビニルホルミル[2.2]パラシクロファン(PARA)を対照として用いた。分子ビーム中の遊離分子の励起状態動力学を,フェムト秒時間分解光電子分光法とab initio計算を用いて研究した。その結果,GEMおよびPARAにおける一重項状態寿命は同等であり,S2(π,π*)状態は約100fsで減衰し,S1(π,π*)状態は2ps以内に三重項状態多様体に減衰することが分かった。このことは,系間交差は一重項多様体中の反応と競合することを示しており,GEMではPB反応の励起状態動力学は三重項状態においても起きた。PB反応の励起状態動力学は三重項状態多様体中で起こり,系間交差速度は一重項状態の反応速度を超えることが示された。カルボニルとビニル基が隣接するときでさえ,PB反応は励起の瞬間に三重項状態を通じて起こった。励起状態反応における三重項状態の重要性を述べた。
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分類 (3件):
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シクロファン,カテナン,ロタキサン,カリキサレン,ノット(三つ葉結び目)  ,  付加反応,脱離反応  ,  物理化学一般その他 
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