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J-GLOBAL ID:201202282250763339   整理番号:12A0924022

福島第一原子力発電所から放出された放射性物質の大気中輸送・沈着計算

Atmospheric transport and deposition modeling of radioactive materials released from the Fukushima Daiichi unclear power plant
著者 (4件):
資料名:
号: V11054  ページ: 22P  発行年: 2012年05月 
JST資料番号: F0293D  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質は,周囲の風によって輸送・拡散され,乾性あるいは降水に伴う湿性沈着過程を経て,広範囲の地上及び海上に沈着した。本報告書では,事故発生直後の3月11日から同31日までの福島県を含む東北地方及び関東地方を対象に,数値気象モデルと大気質モデルを用いた輸送・拡散・沈着の数値シミュレーションを行い,放射性プルームの輸送及び沈着過程の再現を試みる。その結果,モデルは観測された131I,134Cs,137Csの大気中濃度をほぼ再現し,比較的大きなスケールの大気中輸送過程は妥当にモデル化されていると判断された。また空間線量率の変動傾向はおおむね再現されたが,地点や期間によっては大幅に過小となった。特に,非降水時に汚染気塊が通過した直後の空間線量率がモデルでは著しく低いことから,その原因として粒子の乾性沈着速度が過小なことが挙げられた。今後の課題としては,粒子の乾性沈着量に対する過小推計の改善が挙げられる。
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分類 (1件):
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環境の汚染及び防止 
引用文献 (31件):
  • 1)文部科学省,文部科学省による第4次航空機モニタリングの測定結果について(平成23年12月16日), http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/12/1910_1216.pdf (2011)
  • 2)例えば,内閣府原子力被災者生活支援チーム,警戒区域及び計画的避難区域における広域モニタリング結果, http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1200/2011/09/1201_090116.pdf (2011)
  • 3)文部科学省,文部科学省による放射線量等分布マツプ (放射性セシウムの土壌濃度マップ)の作成について, http://radioactivity.mext.go.jp/ja/distribution_map_around_FukushimaNPP/0002/11555_0830.pdf (2011)
  • 4)環境省,汚染廃棄物対策地域及び除染特別地域を指定する件 (平成23年12月28日環境省告示第106号) (2011)
  • 5)環境省,汚染状況重点調査地域を指定する件 (平成23年12月28日環境省告示第108号) (2011)
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