文献

J-GLOBAL ID：201202282259870693   整理番号：12A1600823

旅客損失を最小にする混合整数計画法による運転整理アルゴリズムとその評価

Train Rescheduling Algorithm for minimizing Passengers’ Dissatisfaction by Mixed Integer Programming

著者 (2件)： 田村啓 (千葉工大) ,  富井規雄 (千葉工大)
資料名： 電気学会交通・電気鉄道研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： TER-12  号： 48-53.55-61  ページ： 13-22  発行年： 2012年10月23日 
JST資料番号： S0865C  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 列車の定時運転が妨げられたとき,運転整理と呼ばれる列車ダイヤの調整業務を速やかに行うためのアルゴリズムを開発した。そのアルゴリズムは混合整数計画法に基づいており,乗客が被る損失を最小にするものである。定時運転の乗車時間と運転整理を行った場合の乗車時間の差を乗客が被る損失と定義した。さらに,乗客の振舞いと列車運転について数理計画を作成した。旅客の視点と折り返し運転を考慮した数理モデルを作成し,混合整数計画法を解くことにより,運転ダイヤに対して旅客のデマンドを反映した運転整理案を作成することができた。

シソーラス用語： *運行管理 ,  *数理計画法 ,  数学モデル ,  列車運転 ,  *混合整数計画法 ,  流動 ,  需要
準シソーラス用語： 運転整理 ,  数理モデル ,  数理計画 ,  旅客流動 ,  輸送需要

分類 (2件)： 輸送と業務  (TC01030N) ,  数理計画法  (KA03030M)

引用文献 (10件)：

• (1)N.TOMII, ed.:Techniques to restore disrupted train traffic(in Japanese), Ohmsha(2010)富井規雄:「鉄道ダイヤ回復の技術」,オーム社,2010年
• (2)J.Törnquist:Computer-based decision support for railway traffic scheduling and dispatching:A review of models and algorithms, ATMOS 2005(2005)
• (3)富井規雄他:利用者の不満を最小にする列車運転整理アルゴリズム,情報処理学会論文誌.数理モデル化と応用46(SIG2(TOM11)),26-38(2005).N. TOMII et al.: Train Rescheduling Algorithm which Minimizes Passengers'Dissatisfaction, Trans. IPSJ, 46(SIG2(TOM11)), 26-38(2005).
• (4)N. TOMII et al: Train Rescheduling Algorithm which minimizes Passengers'Dissatisfaction, Innovations in Applied Artificial Intelligence, Lecture Notes in Artifi-cial Intelligence 3533, Springer(2005)
• (5)S. Kanai, K.Shiina, S. Harada, N. Tomii: An optimal delay management algorithm from passengers' view-points considering the whole railway network, Journal of Rail Transport Planning and Management, Vol.1, Issue 1, Pages 25-37(2011).

タイトルに関連する用語 (6件)： 旅客 ,  損失 ,  混合整数計画法 ,  整理 ,  アルゴリズム ,  評価