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J-GLOBAL ID:201202282385313236   整理番号:12A0810056

WISH細胞株:ヒトのIFN-αおよびIFN-βの有効性を調べるための抗ウイルスシステムから新しい受容体遺伝子アッセイ

WISH cell line: From the antiviral system to a novel reporter gene assay to test the potency of human IFN-α and IFN-β
著者 (6件):
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巻: 381  号: 1-2  ページ: 70-74  発行年: 2012年07月31日 
JST資料番号: E0816B  ISSN: 0022-1759  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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インターフェロン(IFN)は,生物医薬品として広く用いられている強力で生物学的に活性なタンパク質であることから,その有効性は正しく確認される必要がある。通常,生物学的活性は標的細胞において抗ウイルス状態を誘導する能力に基づいてバイオアッセイにより定量されるが,このタイプのアッセイはウイルス操作関連の問題の影響を受け,アッセイ内およびアッセイ間で大きな変動を示す。本研究では,ヒトのI型IFNの活性を測定するための,WISH-Mx/eGFPレポーター細胞株に支持されるレポーター遺伝子アッセイ(RGA)を作製した。WISHはI型IFN誘導性Mx2プロモーターの調節下で,強化緑色蛍光タンパク質(eGFP)遺伝子と一緒に安定的に導入された。本システムにより,WISH細胞などのヒトのIFN有効性解析のための標準化された細胞株の利用と,抗ウイルス活性アッセイおよびその他のRGAと比べた時にいくつかの優位性を持つ高感度なレポーター遺伝子eGFPの同時利用が示唆される。本システムにより,1種類の細胞株のみを用いてhIFN-αおよびhIFN-βの有効性を測定することが可能で,28時間後にeGFPを最も高レベルに発現し,Mxプロモーターの特異性によりI型IFNで処理した細胞においてのみ観察される。本システムは高感度アッセイであり,通常の抗ウイルス試験と比べると,安全な代用法である。この細胞株は57世代にわたって同じ感度を示したことから,2か月間の連続培養の間に利用することが可能である。アッセイ内およびアッセイ間の変動係数は20%以下であったことから,その再現性が示された。さらに,このレポーター細胞株は,hIFN-αあるいはhIFN-βの通常の抗ウイルスアッセイにも利用可能である。結論として,その性能によってIFNの有効性の測定に現在用いられている通常のバイオアッセイに置き換わるか,あるいはそれを補完する最適な候補となるI型IFNの解析のための新たなレポーターシステムが開発された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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バイオアッセイ  ,  サイトカイン 

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