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J-GLOBAL ID：201202282439825211   整理番号：12A0706786

触媒機能における酵素立体配座動力学の複雑な役割の解明

Resolving the complex role of enzyme conformational dynamics in catalytic function

著者 (4件)： DOSHI Urmi (Georgia State Univ., GA) ,  MCGOWAN Lauren C. (Georgia State Univ., GA) ,  LADANI Safieh Tork (Georgia State Univ., GA) ,  HAMELBERG Donald (Georgia State Univ., GA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 15  ページ： 5699-5704  発行年： 2012年04月10日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酵素立体配座動力学(ECD)は触媒作用の検討に重要であるとの示唆があるが,不明な面が多い。今回,正常分子動力学(MD)と加速MD法を組み合わせて用い,触媒作用におけるECDの役割を検討した。ペプチジル-プロリルシス-トランスイソメラーゼのシクロフィリンA(Cyp-A)を用いた。Kramer速度理論を用い,ECDが反応動力学と触媒速度にどのように影響するかを示した。ECDの効果は有効拡散係数に関連し,溶液中より酵素中でほぼ10倍遅延すると推定した。ECDは頻度因子を変え,効率的に速度促進を妨げた。本分析から,低ねじれバリアで観察した方向性は実際の異性化バリアに外挿し得,Cyp-A存在下の加速予測を示した。これは実験的推定値と一致した。本結果は,速度促進における主要作用として移行状態安定化を確認し,触媒作用におけるECDの役割の統一した観点を提供すると結論した。

シソーラス用語： 触媒 ,  酵素反応速度論 ,  *立体配座 ,  *シス-トランスイソメラーゼ ,  *分子動力学 ,  拡散係数 ,  異性化 ,  反応速度論 ,  自由エネルギー ,  酵素基質複合体
準シソーラス用語： シクロフィリンA

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

タイトルに関連する用語 (5件)： 触媒機能 ,  酵素 ,  立体配座 ,  動力学 ,  役割