抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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既存のソルベーアンモニアソーダ法は,CO
2の正味生産者あり,大量の生態学的に疑わしい副生物を生じる。したがって,この問題の解決の可能性について調べた。排気CO
2,NaCl,H
2Oを用いることによってNa
2CO
3とHClをもたらす改良アンモニアソーダプロセスの実現性に示す理論的,実証的データをもたらした。この改良アンモニアソーダプロセスは,従来のソルベーアンモニアソーダ法におけるような副産物CaCl
2を生じず,完全にリサイクル可能であり,太陽熱エネルギーによって進む。T≦800Kという低い最高反応温度,10%の推定達成可能太陽熱効率は,このサイクルが環境に優しいだけでなく,エネルギー的にも興味深い。既存プロセスに類似した主反応の反応速度定数が得られた。簡単な太陽熱化学反応器の原理について示した。予備的な経済性に対する考察は,この新しいプロセスが,化石燃料の代わりに太陽熱エネルギーによって進めた場合でも,競争力があることを示す。この新しいプロセスを世界中で実装されれば,年間で最大約3×10
7tonのCO
2が,既存のソルベーアンモニアソーダ法と比べて削減できるかもしれない。これは,すべての人間活動により生じるCO
2年間放出量の0.15%に相当する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.