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J-GLOBAL ID：201202283363845338   整理番号：12A0340322

ケージド化合物を用いるチトロームP450活性の光制御

Photoregulation of Cytochrome P450 Activity by Using Caged Compound

著者 (9件)： MORIGAKI Kenichi (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Ikeda, JPN) ,  MORIGAKI Kenichi (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  MIZUTANI Kazuyuki (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Ikeda, JPN) ,  MIZUTANI Kazuyuki (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  KANEMURA Emi (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Ikeda, JPN) ,  KANEMURA Emi (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  TATSU Yoshiro (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Ikeda, JPN) ,  YUMOTO Noboru (National Inst. of Advanced Industrial Sci. and Technol. (AIST), Ikeda, JPN) ,  IMAISHI Hiromasa (Kobe Univ., Kobe, JPN)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 84  号： 1  ページ： 155-160  発行年： 2012年01月03日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： チトクロムP450の活性測定において,通常の操作では反応開始前の試料の導入あるいは混合の段階で活性が変化して測定値に誤差を生じることが知られている。本研究では,光保護機能を有するケージド化合物を使用してP450の活性を光制御する新規方法を開発した。本法ではP450が活性を発揮するためにP450レダクターゼから電子を供与されることが必要で,P450レダクターゼは電子源としてニコチンアミドアデニンジヌクレオチドホスファート(NADPH)の還元型が必要である。本法はNADPH供給の調節によって酵素反応の制御が可能となることに基づくものである。NADP⁺およびグルコース6-ホスファート(G6P)のケージド化合物を合成した。NADP⁺はG6PデヒドロゲナーゼによってNADPHに転換した。ケージド化G6Pの使用によってUV照射前のP450のブロックは完全であり,UV照射後に酵素活性は元の90%以上に回復した。本法によって,溶液の導入および混合時の不明性を最小化し,正確な酵素活性度を得ることができた。

シソーラス用語： 代謝産物 ,  架橋化合物 ,  *チトクロームP450 ,  反応制御 ,  紫外線照射 ,  *光制御 ,  *酵素活性度 ,  Michaelis定数 ,  ヘキソース ,  アルドース ,  糖リン酸 ,  補酵素 ,  アデニンヌクレオチド ,  ニコチンアミドヌクレオチド
準シソーラス用語： ケージド化合物

分類 (1件)： 酵素一般  (EB09010D)

物質索引 (2件)： G6P ,  NADPH

タイトルに関連する用語 (3件)： ケージド化合物 ,  活性 ,  光制御