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J-GLOBAL ID：201202283365754640   整理番号：12A1219962

高い特異性を有する環状二グアニル酸シグナル伝達の定量解析

Quantification of high-specificity cyclic diguanylate signaling

著者 (6件)： MASSIE Jonathan P. (Michigan State Univ., MI) ,  REYNOLDS Evan L. (Michigan State Univ., MI) ,  KOESTLER Benjamin J. (Michigan State Univ., MI) ,  CONG Jian-Ping (Princeton Univ., NJ) ,  AGOSTONI Marco (Michigan State Univ., MI) ,  WATERS Christopher M. (Michigan State Univ., MI)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 31  ページ： 12746-12751  発行年： 2012年07月31日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 細菌には,c-di-GMPシグナル伝達を調節するジグアニル酸シクラーゼ(DGC)とホスホジエステラーゼがそれぞれ複数存在する。そこで,c-di-GMPシグナル伝達が,個々の分子種に高い特異性を有するのか,それとも分子種に対する特異性は低いのかについて検討した。そのために,Vibrio choleraeの生物膜形成とc-di-GMP誘導遺伝子aphAの転写が,c-di-GMPのin vivo濃度と相関するかを個々のDGC分子種を区別して検討した。その結果,c-di-GMPの細胞内総濃度は,生物膜形成やaphA転写と相関しないことがわかった。その一方で,DGC分子種別に調べたときには,c-di-GMP濃度はc-di-GMP応答性の表現型と相関した。DGCの分子種によって,c-di-GMPシグナル伝達における役割が異なることも示唆できた。これらの知見から,V.choleraeにおいては,c-di-GMPシグナル伝達は,DGC分子種に特異的であると結論した。

シソーラス用語： コレラ菌 ,  *P-Oリアーゼ ,  遺伝子 ,  遺伝的調節 ,  生物膜 ,  濃度 ,  *グアニンヌクレオチド ,  *環状ヌクレオチド ,  セカンドメッセンジャー系
準シソーラス用語： aphA遺伝子 ,  *ジグアニル酸シクラーゼ ,  細胞内濃度 ,  生物膜形成 ,  転写調節

分類 (1件)： 微生物生理一般  (EG03051L)

物質索引 (1件)： c-di-GMP

タイトルに関連する用語 (5件)： 特異性 ,  環状 ,  グアニル酸 ,  シグナル伝達 ,  定量解析