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J-GLOBAL ID：201202283483798848   整理番号：12A0580289

ミツバチの偵察行動の分子レベルの決定因子

Molecular Determinants of Scouting Behavior in Honey Bees

著者 (6件)： LIANG Zhengzheng S. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA) ,  NGUYEN Trang (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA) ,  MATTILA Heather R. (Wellesley Coll., MA, USA) ,  RODRIGUEZ-ZAS Sandra L. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA) ,  SEELEY Thomas D. (Cornell Univ., NY, USA) ,  ROBINSON Gene E. (Univ. Illinois at Urbana-Champaign, IL, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 335  号： 6073  ページ： 1225-1228  発行年： 2012年03月09日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 個人間の行動の違いの分子的基礎については殆ど分かっていない。本研究では,個体を超えて一貫しているミツバチの新規性追求行動の分子的基礎について検討した。食物の偵察において,カテコールアミン,グルタミン酸およびγ-アミノ酪酸のシグナル伝達に関連した脳の遺伝子発現が,他の採食動物と比べて大きく異なることが分かった。オクトパミンとグルタミン酸で処理すると偵察の尤度が上昇したが,ドーパミンのアンタゴニストで処理すると尤度が低下した。以上より,ヒトと昆虫の新規性追求における興味深い類似性が示され,ヒトと昆虫において独立して進化したと推定されるこの形質は,保存性の分子により促進されている可能性が示唆された。

シソーラス用語： *ミツバチ ,  *動物行動 ,  カテコールアミン ,  細胞情報伝達 ,  *遺伝子発現 ,  *脳 ,  確率 ,  *個体差 ,  アミノ酸 ,  脂肪族アミン ,  脂肪族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  第一アミン ,  アミノカルボン酸 ,  フェノール類 ,  アミノアルコール ,  ジオール
準シソーラス用語： 尤度

分類 (1件)： 動物生理一般  (EJ02010E)

物質索引 (4件)： グルタミン酸 ,  γ-アミノ酪酸 ,  ドーパミン ,  オクトパミン

タイトルに関連する用語 (4件)： ミツバチ ,  行動 ,  分子 ,  決定因子