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J-GLOBAL ID：201202283512383695   整理番号：12A1726935

多すぎる人をセリアック病と診断しているか?

Are we diagnosing too many people with coeliac disease?

著者 (2件)： AZIZ Imran (Royal Hallamshire Hospital, Sheffield, GBR) ,  SANDERS David S. (Royal Hallamshire Hospital, Sheffield, GBR)
資料名： Proceedings of the Nutrition Society  (Proceedings of the Nutrition Society)
巻： 71  号： 4  ページ： 538-544  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： E0308A  ISSN： 0029-6651  CODEN： PNUSA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 歴史的に吸収能が低い典型的な胃腸症状を示す子供をセリアック病と診断したことは少ないように感じるが,最近はセリアック病に関する理解が急速に深まったために,大人では広い範囲の症状を示す人をセリアック病と診断している傾向が感じられている。本総説ではセリアック病の診断法の変遷と正確性〔十二指腸バイオプシー,筋内膜抗体(EMA),組織トランスグルタミナーゼ(tTG)〕,セリアック病の合併症(低体重児出産,骨粗しょう症,悪性腫瘍),無グルテン食(GFD)の購入と価格効果,セリアック病患者スクリーニングの合法性などについて,これまでの研究や報告をまとめた。妊婦が妊娠前にセリアック病と診断されて治療を受けていれば,悪い出産結果が避けられることがわかってきたので,早期診断は重要である。一方患者にとってGFDは価格が高く,美味しさや楽しさなど生活の質は低下するので,あえて購入しない患者もいる。総じて,大人ではセリアック病と診断されていない患者は多く存在し,多すぎる人を患者と診断していないのが現状である。

シソーラス用語： *代謝性疾患 ,  *腸疾患 ,  診断 ,  ヒト ,  生検 ,  十二指腸 ,  トランスグルタミナーゼ ,  合併症 ,  栄養制限食 ,  分娩 ,  骨粗鬆症 ,  腫瘍
準シソーラス用語： *セリアック病 ,  悪性腫瘍 ,  組織トランスグルタミナーゼ ,  低体重児出産 ,  無グルテン食

分類 (1件)： 代謝異常・栄養性疾患の診断  (GD05020U)

タイトルに関連する用語 (3件)： 人 ,  セリアック病 ,  診断