抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
PdCl
2水溶液とRuCl
3水溶液との混合物からバルク中90~100%Pdを有する薄いPd-Ruの析出物を電気化学的に得た。室温における0.5H
2SO
4溶液からのサイクリックボルタンメトリーおよびクロノアンペロメトリーを用いてPd-Ru析出物の水素吸蔵を行った。高いPdバルク含有率(97%超)を有するPd-Ru電着物は純Pdより多くの水素を吸収することができ,水素対金属原子比は最大0.85であった(Pdの場合の0.74と比較)。97%未満のPdを含むPd-Ru電極の吸収容量は次第に減少し,90%Pdを有する電極ではH/M比は約0.50に低下した。Ru含有率が増加するとα-およびβ-相転移に対応する電位は純Pdに対して負にシフトした。Pd-Ru電極の水素吸蔵特性はおそらくPdとRuとの間の合金形成の結果である電子構造の変化を考慮して説明することができた。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.