抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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風力発電や太陽光発電などの再生可能エネルギーによる発電が,静かに確実に進んでいるが,再生可能エネルギーが持つ変動性を補償し,電力系統安定化に必要なバックアップ電源の重要性が今後ますます高まってくると考えられる。航空転用型ガスタービンLM6000を使ったバックアップ発電の有用性を紹介する。LM6000は多軸設計のガスタービンであり,周波数変動時の電力を保持するための優れた特長を持つ。パッケージの設置面積も小さく,分散型電源として理想的である。最高機種であるLM6000PFはシンプルサイクル効率41%を達成し,NO
x排出レベル保証性能を15ppmとしている。このことは重構造型ガスタービンに比べ,低燃料消費率を実現し,燃料コストやNO
x,CO
2を削減して重要な環境メリットを生み出す。航空転用型ガスタービンはバックアップ電源として必要な特性を全て備えており,再生可能エネルギー発電との協調発電として最適な解法を与えるものと確信する。