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J-GLOBAL ID：201202284092249390   整理番号：12A1237193

インドの西海岸ベンバナード湿地の堆積物にある水銀の分画

Mercury fractionation in the sediments of Vembanad wetland, west coast of India

著者 (5件)： RAMASAMY E. V. (Mahatma Gandhi Univ., School of Environmental Sciences, Kottayam, Kerala, IND) ,  TOMS A. (Mahatma Gandhi Univ., School of Environmental Sciences, Kottayam, Kerala, IND) ,  SHYLESH C. M. S. (Mahatma Gandhi Univ., School of Environmental Sciences, Kottayam, Kerala, IND) ,  JAYASOORYAN K. K. (Mahatma Gandhi Univ., School of Environmental Sciences, Kottayam, Kerala, IND) ,  MAHESH M. (Mahatma Gandhi Univ., School of Environmental Sciences, Kottayam, Kerala, IND)
資料名： Environmental Geochemistry and Health  (Environmental Geochemistry and Health)
巻： 34  号： 5  ページ： 575-586  発行年： 2012年10月 
JST資料番号： D0706A  ISSN： 0269-4042  CODEN： EGHEE3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 堆積物に関連する様々な水銀種の間での変換は,金属の可動性に,そしてメチル化ひいては生物蓄積の可能性に大きく影響できる。本研究では,ベンバナード湿地系の堆積物中の水銀の様々な画分を分析した。表層堆積物中の総水銀(THG)濃度は16.3~4230ng/gで変化した。逐次抽出の結果から,これらの堆積物中の水銀の大部分が有機キレート形態であり,次いで元素の形として存在することが明らかになった。観測された少なくとも一部が残留画分(天然由来の水銀)だった。容易に入手可能な画分に観測された水銀の割合が相対的に小さくても,総水銀値が非常に高いため,これらの可動性Hg画分の絶対値はとても高い。堆積物中の水銀の分画は有機物と硫黄錯体とTHG濃度によって制御されていた。この結果によれば,最初の3つの画分で見つかった水銀の量が高いので水銀は生物に高度に利用されやすくなっており,ベンバナード湿地堆積物でのメチル化能も高い可能性がある。また,この水銀の分画パターンからベンバナード湿地堆積物に人為起源の水銀が含まれることも明らかになった。Copyright 2012 Springer Science+Business Media B.V. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *水銀 ,  有機水銀化合物 ,  *重金属汚染 ,  *インド ,  湿地 ,  水銀錯体 ,  画分 ,  バイオアベイラビリティ
準シソーラス用語： *水銀汚染

分類 (1件)： 重金属調査測定  (SB02070I)

タイトルに関連する用語 (5件)： インド ,  湿地 ,  堆積物 ,  水銀 ,  分画