流れ領域と攪拌損失モデリングに関する覚書

CHANGENET C.; LEPRINCE G.; LEPRINCE G.; VILLE F.; VELEX P.

文献

J-GLOBAL ID：201202284115452598 整理番号：12A0260707

流れ領域と攪拌損失モデリングに関する覚書

A Note on Flow Regimes and Churning Loss Modeling

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資料名：
巻： 133 号： 12 ページ： 121009.1-121009.5 発行年： 2011年12月
JST資料番号： H0960A ISSN： 1050-0472 CODEN： JMDEDB 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：アメリカ合衆国 (USA) 言語：英語 (EN)

潤滑油槽に一部,浸漬し回転するピニオン周りの流れと攪拌の関係を調べ,攪拌による損失トルクの表式を示した。初めに,既存の歯車試験装置の潤滑油温度設定範囲の拡大や駆動トルクの時間変化の計測機能追加など,装置概要を説明した。8種類の平歯車とヘリカル歯車の駆動トルク,温度変化等を計測した。考察の結果,従来の潤滑油の粘性と回転速度に起因する流れ領域の違いに加えて,遠心効果による熱的,力学的な状態遷移を考慮する必要性を指摘し,計4パターンの流れ領域を定義して各領域に対する無次元攪拌トルク係数の表式を導いた。同表式のトルク係数値は,ピニオンに加えてヘリカル歯車など各種の歯車,および潤滑油種,作動条件に対して実験値と良く一致した。また潤滑油浸漬面積が同じであれば歯数など歯車の幾何形状には殆ど依存しない結果を得た。尚,高温,高速回転条件で実験値と合わない場合があり,原因は攪拌による潤滑油中の気泡の生成と推定し,今後の検討課題とした。

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歯車,歯車装置 , 潤滑法

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