文献

J-GLOBAL ID：201202284116780432   整理番号：12A1315752

アルミニウムの冷間成形におけるTiB₂皮膜の評価

Evaluation of TiB₂ coatings in cold forming of aluminium

著者 (2件)： HEINRICHS J. (Uppsala Univ., Uppsala, SWE) ,  JACOBSON S. (Uppsala Univ., Uppsala, SWE)
資料名： Surface Engineering  (Surface Engineering)
巻： 28  号： 7  ページ： 517-525  発行年： 2012年08月 
JST資料番号： A0614C  ISSN： 0267-0844  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アルミニウム合金部品は冷間成形により,工業的には一回の成形ステップで成形される事が多い。工具寿命,プロセスのステップ数および部品の複雑性等が原因して工具が融着摩耗すると,成形物への工具表面の転写が困難となり,成形に支障をきたす。この解決のために,アルミニウムと反応性が低く,成形性試験において良い結果を示しているTiB₂が注目されている。本研究では,TiB₂を被覆した工具シリンダーとアルミニウムシリンダーをスライド接触させる装置を作製して冷間成形をシミュレートした。被覆表面は2種類の表面処理を,またアルミニウムシリンダーは予備潤滑および無潤滑の状態にした。アルミニウム表面の予備処理が最も重要な因子を持ち,潤滑によって摩擦が非常に低減した。工具表面仕上げも重要で,表面研磨により摩擦が低減し,かつ安定化した。TiB₂皮膜は無被覆鋼に比べ摩耗性が20~30%改善されたが,ダイアモンド状炭素(DLC)に比べると非常に低レベルである。

シソーラス用語： *スコーリング ,  *アルミニウム合金 ,  *ダイス鋼 ,  高合金鋼 ,  中炭素合金鋼 ,  *チタン化合物 ,  *ホウ化物 ,  *冷間加工 ,  セラミック膜 ,  *滑り摩耗 ,  表面仕上 ,  研磨 ,  潤滑 ,  *塑性加工 ,  被覆鋼材 ,  滑り接触 ,  シリンダ ,  加工性試験 ,  塑性加工用型
準シソーラス用語： AA6082 ,  H13鋼 ,  ゴーリング ,  *ホウ化チタン ,  無潤滑 ,  融着摩耗

分類 (3件)： 塑性加工一般  (WC04010P) ,  金属材料へのセラミック被覆  (YC02050V) ,  機械的性質  (WB02030U)

タイトルに関連する用語 (5件)： アルミニウム ,  冷間成形 ,  TiB2 ,  皮膜 ,  評価