文献

J-GLOBAL ID：201202284269885438   整理番号：12A1174702

Zn(II)-ジピコリルアミン錯体を用いたアニオン認識およびセンシング

Anion recognition and sensing with Zn(II)-dipicolylamine complexes

著者 (3件)： NGO Huy Tien (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  LIU Xuejian (Univ. Sydney, NSW, AUS) ,  JOLLIFFE Katrina A. (Univ. Sydney, NSW, AUS)
資料名： Chemical Society Reviews  (Chemical Society Reviews)
巻： 41  号： 14  ページ： 4928-4965  発行年： 2012年07月21日 
JST資料番号： D0479B  ISSN： 0306-0012  CODEN： CSRVBR  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 過去十年間に渡るZn(II)-ジピコリルアミン(DPA)レセプターを用いたアニオン認識およびセンシングにおける進展をレビューした。まず,共有結合した蛍光体および指示薬置換が用いられる主なセンシングメカニズムである,信号アニオン認識へ使用されるセンシングメカニズムを紹介した。次に,リアルタイム反応モニタリング,光学イメージングおよび病気診断を含んだ,Zn(II)-DPAアニオンセンサーの実際の応用に焦点を当ててレビューした。Zn(II)-DPA錯体および,特にビス[Zn(II)-DPA]誘導体は,水性媒体中で大抵の他のアニオンよりもホスファートに対して顕著な選択性をもつ著しく多角的なアニオンレポーターである。それらは多様な蛍光体および発色団へ付加され,これらのアニオン種のセンシングを可能とし,この目的のための指示薬置換アッセイにおける広い使用が見いだされている。この分野における将来研究の主な難問の1つは,ホスファート種間をより良く区別できるレセプターの開発である。

シソーラス用語： *亜鉛錯体 ,  *窒素複素環化合物 ,  *分子認識 ,  アニオン ,  検出 ,  *イオンセンサ ,  置換基効果 ,  蛍光体 ,  指示薬 ,  選択イオンモニタリング ,  発色団 ,  リン酸塩 ,  分子構造 ,  結晶構造 ,  実時間処理 ,  銅錯体 ,  配位子効果 ,  GC-MS分析
準シソーラス用語： X線構造 ,  *アニオン認識 ,  センシング ,  リン酸イオン ,  選択イオン検出

分類 (2件)： 非遷移金属元素の錯体  (CE01030C) ,  分析機器  (CC02020S)

物質索引 (2件)： p-ニトロフェニルりん酸 ,  ジピコリルアミン

タイトルに関連する用語 (5件)： Zn ,  ジピコリルアミン ,  錯体 ,  アニオン認識 ,  センシング