抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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化学物質の中で毒性の強い物質は「毒物及び劇物取締法」,危険物については「消防法」でまた「化学物質排出把握管理促進法(PRTR法)」等でそれぞれ厳しく規制されている。現在多くの取り扱い現場では,入庫前に量を計量ノートに記帳し,何時,誰が,何を,幾ら使用したかの管理を行っている。しかし,この管理法では返却忘れ,紛失,盗難は棚卸をしなければ把握不可能であり,棚卸にも多くの人と時間を費やしている。また間違いも起きていることがあり管理精度は100%にはならないのが現状である。本稿では,これに対応する,「ICタグ活用薬品管理システム」について紹介する。このシステムでは,新規入庫の場合,薬品登録を行ったあと,ICタグを読み込んで登録が完了する。出庫の場合は,薬品を電子天秤で計量し,利用者のICカードと薬品のICタグを読んで出庫を行う。返却,破棄操作も同様である。これらの操作では,コンピュータへの手入力が無いため誤入力はなく,即時に薬品管理システムに入力されるため,保管庫在庫とシステム在庫は常に一致している。これにより,薬品管理の「情物一致」が図られることになる。