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J-GLOBAL ID:201202284608783941   整理番号:12A1254456

ラットの海馬に及ぼすサソリ毒から単離した毒素の影響

Effects of a toxin isolated from Tityus bahiensis scorpion venom on the hippocampus of rats
著者 (7件):
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巻: 91  号: 7-8  ページ: 230-236  発行年: 2012年09月17日 
JST資料番号: B0699B  ISSN: 0024-3205  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,ラットの海馬に及ぼすサソリ毒由来の毒素の影響を確認した。顕著な痙攣活性を示すことからTb V-4と呼ばれる本毒素を選択した。体重250gの雄ラットを使用して,毒素(1.0μg/μl)を海馬に注入した。その後,神経伝達物質レベルを測定するため,ラットを脳波および行動検査や微量透析に委ねた。移植ガイドカニューレと電極の位置を組織学的に調べた。海馬のCA1,CA3とCA4領域内の細胞数は光学顕微鏡により測定した。細胞質遊離カルシウムの濃度変化は,共焦点顕微鏡で評価した。毒素は,濡れ犬の震え,ミオクローヌス,あくび,顔面自動症などの行動変化を誘発した。脳波記録は,孤立,またはグループ化したスパイクや癲癇様の放電などの変化を示した。毒素の注入は,一部のラットで細胞外液のグルタミン酸濃度を増強した。また,一部のラットの主にCA1およびCA4領域で錐体細胞数の減少があった。海馬の一部のスライスでは,細胞内カルシウム動員の増加が見られた。本結果では,Tb V-4毒素は癲癇および行動への影響に関与している可能性を示唆する。著者らは,毒素により誘発される痙攣および変性作用は,海馬の中で最も重要な経路に関与する興奮性アミノ酸放出の増強に起因している可能性を推測する。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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神経の基礎医学  ,  動物起原の毒性 
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