文献

J-GLOBAL ID：201202284754091032   整理番号：12A0655255

メインマイクの物理的な設置パラメータと音質の関係について

著者 (1件)： 長江和哉 (名古屋芸術大 音楽)
資料名： 名古屋芸術大学研究紀要  (Bulletin of Nagoya University of Arts)
巻： 33  ページ： 205-217  発行年： 2012年03月 
JST資料番号： L8176A  ISSN： 0388-4511  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ステレオ収録におけるメインマイクの中の,個々の楽器の場所や,空間の状態を鮮明に捕えることができるA-B方式について,マイク間距離,マイク開き角,マイク高さ(=メインマイクの設置パラメータ)が,人の聴こえ方にどのような影響を与えるかを解明する。主観評価の結果から,メインマイクの物理的設定と聴取者の音楽に対する印象:「明瞭度」,「硬さ」,「定位感」,「好み」との関係を分析した。A-B方式の2本マイク間の距離を大きくした方が,明瞭度は下がり,音質が柔らかくなるが,定位はよくなる傾向を示した。マイクの開き角は,開いた方の明瞭度が高くなり,音質が硬くなり,さらに定位はよくなる傾向を示した。

シソーラス用語： マイクロホン ,  *音質 ,  *建築音響 ,  ステレオ音響 ,  コンサートホール ,  主観評価 ,  音像定位 ,  感情 ,  明瞭度 ,  好み
準シソーラス用語： *室内音響 ,  印象

分類 (1件)： 建築音響  (BB03080J)

タイトルに関連する用語 (5件)： メイン ,  マイク ,  物理 ,  パラメータ ,  音質