抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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日本の大企業の存立基盤は,長期取引関係に特徴づけられる厚い下請企業の存在(下請構造)であり,これによって,国際競争力の確保と資本蓄積が可能となったしかし,IT化による部品の共有化,モジュール化が進展し,国内の下請受注の縮小が見込まれ,基幹産業における系列・下請再編が進展している。モジュール化は,製品の作り込みを特徴とする日本の垂直的な産業構造(下請系列)とは適合せず,日本のメーカーが国際競争力を失う要因となった。また,部品のモジュール化の進展とともに,輸入部品が増大し,下請企業は再編成され,その自律化を迫られている。