抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究は,技術科の授業を通して育成される創造性が,授業内容に関わる学習レディネスとどのような関係にあるかを明らかにすることを目的としている。授業実践は,中学校1年生1クラス39人を対象とし,「簡単な木製品の設計・製作をしよう」の学習で行った。まず,「技術とものづくり」に関する学習レディネスの調査より,生徒を上位群・中位群・下位群の3群に分類した。そして,創造性の下位構造である創造的思考・創造的技能・創造的態度の構造ごとに質問を設定した創造性形成過程テストを使用し,各々の群ごとに創造性の育成状況との関係について検討を行った。その結果,上位群では,創意工夫に関する学習レディネスが創造的思考の育成と深く関わることが分かった。上位群に比べ,学習レディネスが十分に備わっていない中位群,下位群では,創造性が伸長することが分かった。また,中位群,下位群において,創造的技能の育成に特徴があることが分かった。(著者抄録)