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J-GLOBAL ID：201202285666284846   整理番号：12A0675002

未分化神経幹細胞中の細胞質RNA: 未分化状態の評価のための可能性のある無標識Ramanスペクトル特異的マーカー

Cytoplasmic RNA in Undifferentiated Neural Stem Cells: A Potential Label-Free Raman Spectral Marker for Assessing the Undifferentiated Status

著者 (5件)： GHITA Adrian (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  PASCUT Flavius C. (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  MATHER Melissa (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  SOTTILE Virginie (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR) ,  NOTINGHER Ioan (Univ. Nottingham, Nottingham, GBR)
資料名： Analytical Chemistry  (Analytical Chemistry)
巻： 84  号： 7  ページ： 3155-3162  発行年： 2012年04月03日 
JST資料番号： A0395A  ISSN： 0003-2700  CODEN： ANCHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Raman顕微分光法(rms)を用いて,生存神経幹細胞(NSC)の分化状態のin vitro非破壊監視のための無標識スペクトルマーカーを同定し,同時にグリア表現型への分化中のスペクトル変化を与える能力を調べた。未分化およびNSC誘導グリア細胞のRamanスペクトルに基いた主成分分析(PCA)および線形識別分析(LDA)により感度89.4%および特異性96.4%で識別が可能であった。NSCおよびグリア細胞のRamanスペクトルの差はNSC中の核酸の濃度が高いことに由来した。個々のNSCおよびグリア細胞について核酸に帰属されたRamanバンドに相当するスペクトル画像を細胞核および細胞質の蛍光染色により比較し,スペクトル差の起源は細胞質中のRNAに関連することが分かった。キャリブレーションモデルに基いてRNAを定量した。スペクトルマップによって,細胞質域のRNA濃度は4mg/mlであり,一方,グリア細胞の細胞質中のRNAは検出限界(~1mg/ml)以下であった。NSC中のRNA濃度が高いのはmRNAの翻訳抑制が原因と考察した。

シソーラス用語： 細胞質 ,  *神経幹細胞 ,  細胞 ,  顕微Raman分光法 ,  グリア細胞 ,  主成分分析 ,  判別分析 ,  *RNA【核酸】 ,  定量分析 ,  細胞生理 ,  *細胞分化 ,  細胞培養 ,  マウス ,  非破壊分析
準シソーラス用語： 細胞生存 ,  未分化細胞

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  細胞生理一般  (EF02010S)

タイトルに関連する用語 (9件)： 分化 ,  神経幹細胞 ,  細胞質 ,  RNA ,  評価 ,  可能性 ,  無標識 ,  Ramanスペクトル ,  マーカー