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J-GLOBAL ID：201202285670780947   整理番号：12A0813909

膜を含むSalisaeta二十面体ファージ1の特性からの高塩環境でのウイルスの進化のスナップショット

Snapshot of virus evolution in hypersaline environments from the characterization of a membrane-containing Salisaeta icosahedral phage 1

著者 (6件)： AALTO Antti P. (Univ. Helsinki, Helsinki, FIN) ,  BITTO David (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  RAVANTTI Janne J. (Univ. Helsinki, Helsinki, FIN) ,  BAMFORD Dennis H. (Univ. Helsinki, Helsinki, FIN) ,  HUISKONEN Juha T. (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  OKSANEN Hanna M. (Univ. Helsinki, Helsinki, FIN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 109  号： 18  ページ： 7079-7084  発行年： 2012年05月01日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ウイルスは地球上に最初に出現した隔壁化された,自己複製できる実体であり,生物圏で最も多量の核酸コード情報を有し,宿主のそれを少なくとも1桁以上上回っており,生物進化で重要な役割を果たしてきたと思われる。その実体を解明するには,各種環境からのウイルスを解析する必要がある。本論文では高塩環境から分離した一本鎖DNAウイルスSalisaeta二十面体ファージ1(SSIP1)と,好塩性宿主細菌Salisaeta sp.SP9-1の関係に焦点を当て,そのウイルスの構造を解析した。SSIP-1のゲノムは43788bpからなり,57個の推定ORFを持ち,GC含量は57.2%であった。そのカプシドは偽六量体カプソーマーとT=49の三角形からなり,その脂質は宿主由来の膜を包んでいた。そのゲノムでの推定インテグラーゼとレプレッサー/抗レプレッサー遺伝子の存在から,溶原性ファージの存在が推定されるなど,腸内細菌ファージPRD1とアデノウイルス構造系列に属することを示唆した。

シソーラス用語： *細菌 ,  *ウイルス構成体 ,  *バクテリオファージ ,  カプシド ,  ヌクレオチド配列 ,  アデノウイルス科 ,  溶原性ファージ ,  インテグラーゼ ,  レプレッサー
準シソーラス用語： *Salisaeta ,  *ウイルス構造 ,  PRD1

分類 (2件)： ウイルスの形態学,分類学  (EG04020U) ,  ウイルスの生化学  (EG04030F)

タイトルに関連する用語 (6件)： 十面体 ,  ファージ ,  環境 ,  ウイルス ,  進化 ,  スナップショット