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J-GLOBAL ID：201202285678806767   整理番号：12A0928949

菌根のネットワーク類: 不平等な取引条件下で共用する植物の共有財

Mycorrhizal Networks: Common Goods of Plants Shared under Unequal Terms of Trade

著者 (6件)： WALDER Florian (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  NIEMANN Helge (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  NATARAJAN Mathimaran (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  LEHMANN Moritz F. (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  BOLLER Thomas (Univ. Basel, Basel, CHE) ,  WIEMKEN Andres (Univ. Basel, Basel, CHE)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 159  号： 2  ページ： 789-797  発行年： 2012年06月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 樹枝状菌根菌(AMF)は実質的にすべての陸上生態系の土壌に生息しており,共通の菌根ネットワーク(CMN)類を形成して植物と共生している。植物と菌の間におけるCMN類の取引条件について調べるために,Glomus intraradicesあるいはG.mosseaeのCMNによって連結する一対のテスト植物を含む微小生態系をセットアップした。植物は異なる¹³C/¹²C同位体組成を示すC3植物のアマ(Linum usitatissimum)とC4植物のモロコシ(Sorghum bicolor)を用いた。このことによって,安定同位体追跡を通してCMNに対する両植物の炭素投資が解析できた。並行的に¹⁵Nと³³Pをトレーサーとして用いて,植物の収益すなわちCMNを経由する栄養素の獲得を決定した。AMFの種によって取引条件に強い非対称性を見いだした。混合栽培における全体的なバイオマス生産は,単栽培の平均を上回り,CMN類が間作に貢献すると思われた。

シソーラス用語： *植物 ,  *土壌菌類 ,  *共生 ,  *菌根 ,  Glomus ,  アマ ,  トウモロコシ ,  安定同位体 ,  同位体存在比
準シソーラス用語： *樹枝状菌根菌 ,  Glomus intraradices ,  Glomus mosseae

分類 (3件)： 植物学一般  (EH01010R) ,  土壌生物  (FB04050N) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

タイトルに関連する用語 (5件)： 菌根 ,  取引 ,  共用 ,  植物 ,  共有