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J-GLOBAL ID：201202285696809137   整理番号：12A1195562

分子動力学計算により調べたナトリウムチャンネルにおけるイオン溶媒和及び構造安定性

Ion solvation and structural stability in a sodium channel investigated by molecular dynamics calculations

著者 (3件)： QIU Hu ,  SHEN Rong ,  GUO Wanlin
資料名： Biochimica et Biophysica Acta  (Biochimica et Biophysica Acta)
巻： 1818  号： 11  ページ： 2529-2535  発行年： 2012年11月 
JST資料番号： B0207A  ISSN： 0005-2728  CODEN： BBBMBS  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 原核生物の電位依存性ナトリウムチャンネルのホモ四量体細孔ドメインの安定性及びイオン結合性を,完全に水和した脂質二分子膜に埋込まれたチャンネル蛋白質を用いて大規模全原子分子動力学シミュレーションにより調査した。カリウムチャンネルのK⁺イオンにおける殆ど完全な脱水状態とは明確に対照的で,Na⁺イオンはナトリウムチャンネルの選択性フィルタの広い細孔内に殆ど水和した状態で存在することが見出された。この結果は又,Na⁺イオンは選択性フィルタを形成する4つのポリペフチド鎖の内の一つか二つとだけ接触し,驚くことに選択性フィルタはイオンが欠乏してさえ様々な初期イオン形態に対し強力な安定性を示すことを示した。これらの知見はカリウムチャンネルとは全く異なる。その上,0.5V/nm以上の電場は選択性フィルタを通してNa⁺浸透を誘導できることが示唆された。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ナトリウムチャンネル ,  安定性 ,  計算機シミュレーション ,  水和 ,  脂質二分子膜 ,  細孔 ,  電場 ,  水和イオン ,  イオン結合 ,  イオン伝導 ,  *溶媒和
準シソーラス用語： 構造安定性 ,  電位依存性ナトリウムチャンネル ,  分子動力学シミュレーション

分類 (1件)： 細胞膜の輸送  (EF04020R)

タイトルに関連する用語 (4件)： 分子動力学計算 ,  ナトリウムチャンネル ,  イオン溶媒和 ,  構造安定性