抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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サケ・マス類のふ化事業において近年浮上槽の導入が進んでいる。ただ,浮上槽を導入するためには設備投資が必要なため,これに対応できない施設もある。そこで,北海道内のふ化場で卵管理に広く使用されているボックス式ふ化器を,本体への加工は加えないまま,浮上槽の代わりに活用する方法を検討し良好な結果を得た。方法は,ふ化器をろ過マットに挟み込んだ改良型下網等で3段に分けて使用した。構造の詳細は図によって説明を行った。ふ化試験は,収容卵数69~163千粒の範囲の6段階で行ったが,何れも順調に稚魚生産を行うことができた。ただ,施設によっては用水の性質上,下網が目詰まりするおそれがある場合にはろ材を用いる等の対処が必要になると思われる。