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J-GLOBAL ID:201202285949790985   整理番号:12A1094899

耐干性が異なる近縁のアゼナ科種における光応答,酸化ストレス処理及び核酸安定性

Light response, oxidative stress management and nucleic acid stability in closely related Linderniaceae species differing in desiccation tolerance
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巻: 236  号:ページ: 541-555  発行年: 2012年08月 
JST資料番号: C0607A  ISSN: 0032-0935  CODEN: PLANAB  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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本研究では,乾燥に対する感受性が異なる3つの近縁のアゼナ科種は光及び酸化ストレス防御に対する応答を比較する。乾燥耐性植物Lindernia brevidensはCraterostigma plantagineum (乾燥耐性)及びLindernia subracemosa (乾燥感受性)と対照的に長日条件下の葉に強い紫の色素沈着を示す。葉中の強い色素沈着は耐乾燥性挙動に影響を及ぼさないが酸化ストレス保護に関係すると思われる。短日の緑葉及び長日の紫葉は基本的な光合成的因子の比較に好適な材料となる。紫葉での非光化学的消光の増加は光阻害を回避するように思える。メチルビオロゲン処理は長日及び短日植物における光化学活性を低下させたが,アントシアニンを蓄える長日植物は短日性植物より高い非光化学的消光を維持した。短日及び長日成長植物における糖質代謝に関与する蛋白質及び乾燥誘導蛋白質の発現に相違はみられなかったが,葉緑体に局地化したストレスタンパク質をコード化する転写産物及び抗酸化酵素をコード化する転写産物の発現に差異が観察された。抗酸化酵素をコード化する遺伝子発現はC. plantagineumでは乾燥の間に構成されか,又は上方制御されるが,L. subracemosaでは発現が下方制御された。RNA発現解析はL. subracemosaでは乾燥の間にmRNA分解を示したが,乾燥耐性種ではみられないことを示した。これらの結果は,酸化的ストレス処理及びmRNA安定性の適切性は耐干性と相関することを示す。Copyright 2012 Springer-Verlag Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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植物生理学一般  ,  遺伝子発現 
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