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J-GLOBAL ID：201202286032794082   整理番号：12A0755228

酸化防止処理された軟窒化処理鋼の高周波焼入れによる組織変化

著者 (6件)： 小西知義 (日本パーカライジング 加工開発研究セ) ,  池田芳宏 (日本パーカライジング 加工開発研究セ) ,  須田新 (日本パーカライジング 加工開発研究セ) ,  別府正昭 (日本パーカライジング 加工開発研究セ) ,  高木眞一 (神奈川県産技セ) ,  佐野明彦 (神奈川県産技セ)
資料名： 熱処理  (Journal of the Japan Society for Heat Treatment)
巻： 52  号： 2  ページ： 49-55  発行年： 2012年04月28日 
JST資料番号： G0963A  ISSN： 0288-0490  CODEN： NESHDF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 塩浴軟窒化処理によって化合物層を形成した後に酸化防止処理を施し,さらに高周波焼入れを行った複合熱処理鋼において,化合物層と鋼基材の状態を調べた。高周波焼入れによる化合物層の酸化は効果的に抑制されたが,化合物層のN,Cは表面から脱離しその濃度は減少した。しかし,化合物層は依然としてε単相のままであり,約900HVの高い硬さを示した。このε相の結晶は著しく歪み,そのN,C濃度はε単相を維持できる濃度を下回る非平衡の状態にあった。高周波焼入れ時には化合物層から母材側にもN,Cが拡散し,化合物層直下には未変態オーステナイトを多く含む層が新たに形成された。(著者抄録)

シソーラス用語： *軟窒化 ,  *高周波焼入 ,  耐酸化性 ,  耐摩耗性 ,  *窒化層 ,  金属組織 ,  微小硬さ ,  S45C ,  中炭素合金鋼 ,  低合金鋼 ,  *窒化鋼 ,  固体内拡散 ,  相組成 ,  化学組成
準シソーラス用語： SCM440 ,  塩浴軟窒化

分類 (2件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N) ,  表面硬化熱処理  (WC03030E)

タイトルに関連する用語 (4件)： 酸化防止 ,  軟窒化処理 ,  高周波焼入れ ,  組織変化