抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,Discrete Fourier transform(DFT)-precoded Orthogonal Frequency Division Multiple Access(OFDMA)における周波数領域等化(FDE:Frequency Domain Equalizer)を用いたときのStar32QAMの平均ブロック誤り率(BLER:Block Error Rate)特性をリンクレベルシミュレーションにより評価する。Star32QAMは,Cross32QAMに比較して振幅成分の変動を小さくできるため,ピーク電力対平均電力比(PAPR:Peak-to-Average Power Ratio)を低く抑えられる。Star32QAMおよびCross32QAMに対する電力増幅器の送信バックオフに直接対応するPAPRの規範であるCubic metric(CM)を考慮した場合の実質的な受信SNR(Signal-to-Noise Power Ratio)に対する平均BLER特性を評価する。計算機シミュレーション結果より,チャネル符号化ビットを振幅情報と位相情報に独立にマッピングするStar32QAMの空間信号配置は,内側のリングの信号点間のユークリッド距離が最大であるが,各ビットが位相情報と振幅情報を表す信号空間配置に比較して目標平均BLERを満たすためのCMを考慮した所要平均受信SNRを低減できることを示す。また,M=4の(8,8,8,8)Star32QAMは,Cross32QAMに比較して,平均BLERが10
-2を満たすためのCMを考慮した所要平均受信SNRを約0.8dB低減できることを示す。(著者抄録)