抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2ストローク・ディーゼルエンジンの過剰潤滑によるシリンダーライナ損傷を回避するための,デンマークHansJensenLubricationA/S(HJ社)の潤滑油制御技術と製品について述べた。初めにCO
2削減と燃費改善のための負荷低減運転における燃焼による硫酸生成と中和剤の過剰添加,および余剰中和剤と過剰潤滑油の燃焼残渣の堆積による24~48時間での急激な油膜切れ等のメカニズムを説明した。同社の「HJスワール噴霧原理潤滑」について,平均有効圧力等の負荷に応じて同社またはユーザ独自の潤滑制御アルゴリズムに従って,ピストン上昇行程で適切な潤滑油量を掃気スワール中へ噴霧してシリンダーライナ壁面に均一な薄い油膜層を形成する注油技術とLubtronic電子制御技術について述べた。シリンダー毎かつ行程毎の実時間の注油制御によりシリンダー状態を最適化でき,かつ潤滑油消費量を低減できるとした。