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J-GLOBAL ID：201202286193975206   整理番号：12A0334243

グリーン・コンバーティング 植物由来成分を60重量%以上含むバイオベースプラスチック

著者 (1件)： 生野雅也 (富士ゼロックス 画像形成材料開発本部)
資料名： コンバーテック  (Convertech)
巻： 40  号： 2  ページ： 102-104  発行年： 2012年02月15日 
JST資料番号： Y0873A  ISSN： 0911-2316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カーボンニュートラルの観点から,バイオマスの活用を進めるために,富士ゼロックス(株)が開発したバイオマスプラスチック度(本稿では植物度と称する)が約60%のバイオベースプラスチック(BBP)を紹介した。このBBPは,ポリ乳酸を単独樹脂系として,リン系の難燃剤の選択,また難燃剤の組み合わせによって開発され,加工性が優れ,難燃性がV-1であるのが大きな特長であり,ABS樹脂の代替を目指している。難燃化ABS樹脂,前代開発品(石油由来樹脂とポリ乳酸とのポリマーアロイ,難燃度V-2)との特性比較を行った。自社製品の複合複写機の可動部分のドラムカバーへの実用性能を評価し,実用上問題なく,導入されたことを示した。このBBPは富士フィルム(株)からの技術協力,それに量産化においてユニチカ(株)の協力を得て開発を行った。難燃化および加工性に特長を有するこのBBPは,今後,外装用部品としての用途拡大,それに新たな植物由来プラスチックの開発を進めていくことを指摘した。

シソーラス用語： プラスチック ,  二次代謝産物 ,  *再生資源 ,  バイオマス ,  *ポリ乳酸 ,  *難燃性 ,  材料 ,  ABS樹脂 ,  複写機 ,  部品 ,  難燃剤 ,  物質収支
準シソーラス用語： バイオプラスチック ,  製品紹介 ,  代替材料 ,  リン系難燃剤 ,  カーボンニュートラル

分類 (2件)： ポリエステル,アルキド  (YH07070P) ,  難燃剤  (YH05060Q)

引用文献 (2件)：

• 1)日本バイオマスプラスチック協会ホームページ http://www.jbpaweb.net/
• 2)富士ゼロックス(株):テクニカルレポートNo.17、2007年

タイトルに関連する用語 (3件)： グリーン ,  植物 ,  バイオベースプラスチック