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J-GLOBAL ID:201202286372932749   整理番号:12A0581222

イギリス帝国における林学の展開とインドの経験-帝国林学会議の焼畑移動耕作に関する議論を中心に-

Development of Forestry in the British Empire and the Indian Experience: The Debate on Shifting Cultivation at the Empire Forestry Conferences
著者 (1件):
資料名:
巻: 58  号:ページ: 27-36  発行年: 2012年03月01日 
JST資料番号: L7477A  ISSN: 0285-1598  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本稿の目的は,イギリス帝国林学が形成されるプロセスを検証するとともに,その特質を明らかにすることである。まず,イギリス帝国の中で最も早く確立し,他の多くの植民地に影響を与えたインドの森林管理制度の展開を概観し,大陸ヨーロッパ林学との関係を考察した。20世紀初頭になると,インド森林管理官は熱帯植民地に特有の環境条件や問題に焦点を当て,実証的に研究する林学を追求しはじめた。例えばインド北東部では,地域住民が行ってきた火入れがサラノキの更新に果たす役割が新たに認識されるようになり,タウンヤが開始された。第一次世界大戦後,帝国内の森林資源を持続的かつ効率的に管理・活用するために帝国林学の形成が提唱されるようになり,帝国林学会議が開催された。この会議においてインド北東部やその他の植民地の多様な経験が交換され,共有され,相互に作用することで,従来のヨーロッパ林学には見られなかった火の利用やアグロフォレストリーという概念が生まれたと考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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林業一般 
引用文献 (43件):
  • ANDERSON, D. Depression, Dust Bowl, Demography, and Drought : The Colonial State and Soil Conservation in East Africa during the 1930s. African Affairs. 1984, 83, 321-343
  • ANKER, P. Imperial Ecology : Environmental Order in the British Empire, 1895-1945. 2001
  • BADEN-POWELL, B. H. The New Journal of Forestry in England. Indian Forester. 1877, 3, 48-50
  • BARTON, G. A. Empire Forestry and the Origins of Environmentalism. 2002
  • BEINART, W. Environment and Empire. 2007
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